「リウマチ治療記録」 匿名希望 35歳
リウマチ手記おくります 2003年9月15日 20:18 松本医院殿
いつもお世話になっております。 手記を送るのが遅くなり申し訳ありませんでした。 やっと心から手記を送りたいと思えるようになりました。 ありがとうございました。
恐れ入りますが、手記は匿名でお願いします。
よろしくお願いいたします。
「リウマチが本当に良くなりました」匿名希望 35歳 2003年9月15日 平成12年の秋に、足の裏が何となく痛くなり、その後、手の人差し指の関節に、違和感を感じました。何となく嫌な感じがして、近くの医院に行くと、「血液検査では異常がないけれども、リウマチかもしれない。」との診断でした。「あと数年後には、アメリカから、いい薬が入ってくるから大丈夫!」と言われ、ツムラの漢方を出されました。私にとっては、数年後がものすごく遠く思えて、「それまでどうしたらいいわけ?」と、不安でいっぱいでした。いろいろ調べてみても、どこも「進行性の不治の病」としか書いてなく、非常に暗澹とした気持ちになりました。 そんな時、友人がインターネットで、「松本医院」を見つけ教えてくれました。そこで、先生の理論を何度も読んで、素人なりにも理解し納得できたので、「ここしかない!」と決心し、遠地でしたが、すぐに大阪へ向かいました。 先生は、ちょっと過激な感じがしましたが、目の瞳は優しく、信頼できる気がしました。 「かならず治してあげます。」と自信をもって言ってくれた先生を、信じてみようと思いました。血液検査ではひっかかりませんでしたが、「超スーパー初期の状態で、若いし、すぐにここに来たから、早く治るでしょう。」と言って下さり、2ヶ月で良くなった人の話も聞かせてくれて、少し気持が楽になりました。その後漢方を飲み、週3回鍼灸に通い、自宅では、気になる部分にお灸をする生活を続けました。 私のアレルギーの歴史は幼少の頃からで、アレルギー性鼻炎があり、一時期、鼻の中に白い水蒸気のようなものを入れる治療をしていましたが、すぐに止めて、いつも鼻がつまった状態でした。20代では、肘とひざの裏に、アトピーが出ましたが、それもしばらくで治りました。その後、頭皮に激しくかゆみが出て、かきむしったため、ボロボロになりました。大学病院に何度か行きましたが、「治りますか?」と聞いたところ、「治りません。」と言われたので、すぐに行かなくなりました。シャンプーを変えたり、いろいろ努力して、2年ぐらいかかって、やっと治りました。 私の今回の症状は、寒さに敏感、異常に疲れる、むくみやすい、蕁麻疹、痛み・シクシクした感覚などが、いろんなところに現れて、すぐに移動する、といった感じでした。 リウマチが出て、すぐに松本医院の治療をうけたので、症状も比較的軽く、誰からもリウマチと思われることもなく、普通の生活が出来ましたし、手が腫れていたり、こわばったりということもありませんでした。ただ、普通の体の状態とはあきらかに違い、自分自身はクタクタに疲れていて、精神的にも結構しんどい状態が続きました。 しばらくして、自分は、他の人に比べてとても軽い症状なのに、なぜ、なかなか自然後天的免疫寛容にならないのか悩みました。その度に手記を読み、自分を励ましてきました。そこで気付いたことは、リウマチの症状がきつい人の方が、激しくアトピーが出て、快方に向かっているということでした。先生に質問したところ、私のような症状の人でも、「いずれは必ず良くなるから。」と言って頂けたので、また頑張って治療を続けていこうと思いました。 ちょうど1年経った頃、突然、何となく楽に感じはじめました。疲れにくくなったというか、ほんとになんとなくです。しかし、どこにもアトピーやアレルギー反応がでたわけではなかったので、本当に良くなったわけではないと思っていました。 それから半年ぐらいして、左の肘のところに痒みが出始めました。しばらくで治ってしまったのですが、もともとリウマチの反応も少ないので、アトピーの反応も少ないのか、それともまだまだ自然後天的免疫寛容をしきれてないのか、分かりませんでした。 2年ぐらいたった時に、ようやく元の体に近づきつつあるなと、実感できてきました。良い時悪い時を交互に繰り返しながら、徐々に良くなってきました。本当にその繰り返しでした。その度に、気分が良くなったり落ち込んだりと、大変でした。 さらにその後、頭皮が雪のようにむけ落ちてきました。シクシクの症状も明らかに変化し、つま先や手のひら、足の裏のみに感じ、最初の頃の症状に戻っていきました。台風の前、ミスト状の冷たい雨の日、冷房のきついところでは、変な感覚があり、具合が悪くなってしまうけれど、元の体調に戻るのが早くなりました。 治療をはじめて2年10ヶ月たちましたが、今はお陰さまで、何も感じない時がほとんどです。最近、鼻のアレルギーが出ていますが、それも漢方で治していこうと思ってます。目標は、リウマチの不快な感覚が完全になくなることなので、ほとんど症状が消えましたが、これから寒い季節になることもあって、不安なので、もうしばらくお世話になろうと思ってます。 ここまで楽になれたのも、松本先生や、スタッフの皆様、そして、地元の鍼灸の先生の励ましと協力のおかげです。本当にありがとうございました。今年は2700メートルの山にも登頂できました。ホントに元気になりました。嬉しい限りです。 そして、知り合いに「松本医院」を紹介しましたが、結局、大学病院でステロイド治療を受け、どんどん病状が悪化していることを、大変残念に思います。これは、まだまだ漢方や鍼灸に対して信用がなく、うさんくさく思われていることを表しているような気がします。 そんな中で、患者の幸せを思い、患者主体の治療を、信念をもって続けていらっしゃる松本先生を、とても尊敬しています。現在もなお白い巨塔といわれている医学界で、大変な苦労もあるかと思いますが、これからもお元気で、そして、これからますます増えるであろうアレルギー疾患の患者のためにも、すばらしい後継者を育ててください。本当にありがとうございました。 そして治療が長くかかっている患者さん、必ず良くなるので、先生と自分を信じて、がんばってください。 平成15年9月 |